
ピアス試着で「実寸」が重要な理由
ピアスの試着で、お客様が本当に知りたいのは「似合うか」より先に「どのくらいの大きさか」です。フープの内径が10mmと14mmでは印象がまったく違いますし、スタッドの3mmと5mmは商品写真では区別がつきません。
試着がここに答えられなければ、届いてから「思ったより小さい」「意外と大きい」という返品になります。自店(Adelina Style)でも、サイズに関する問い合わせと返品理由は最も多い部類です。
この記事は実寸の話に絞ります。ピアスのバーチャル試着をECサイトに入れる手順そのものは、導入ガイドを見てください。
「画像を耳に置く」だけでは大きさが決まらない
透過PNGには、大きさの情報がありません。1000pxで撮った15mmのスタッドと、1000pxで撮った40mmのフープは、同じ1000pxです。
画像をそのまま耳の位置に置く方式だと、大きさは画像の解像度と、店が余白をどれだけ取ったかで決まります。つまり撮影のたびに変わる、意味のない値です。
DokimiAIは、カメラ映像から検出した耳の大きさと、店が登録した商品の実寸(mm)から、画面上で何ピクセルにするかを毎フレーム計算しています。だから同じ商品を近くで映しても遠くで映しても、耳との比率は変わりません。
店が登録するのは「高さ」1つ
登録する値は、商品の**高さ(mm)**です。装着したときに縦になる方向の長さです。
| 商品 | 登録する値 |
|---|---|
| スタッド | 飾り部分の縦の長さ |
| フープ | 内径 + 線の太さ × 2(内径12mm・線径2mmなら16mm) |
| ドロップ/チェーン | 耳たぶに掛かる部分から下端までの全長 |
| イヤーカフ | カフ本体の縦の長さ |
幅は登録しません。画像の縦横比から自動で決まります。だから画像の余白を切り詰めておくことが大事で、商品の上下に余白が残っていると、その余白込みで「高さ」が解釈されて、商品が小さく描かれます。
既定値の21mmに注意
実寸を登録しないと、既定の21mmで描かれます。これは「一般的なフープの平均的な大きさ」として置いてある値で、スタッドにとっては大きすぎ、大ぶりのフープにとっては小さすぎます。
登録画面で画像を登録しただけで満足すると、見え方が全部21mmになります。ピアスは商品ごとに大きさがまったく違うので、ここは1商品ずつ入れてください。
サイズ展開がある商品
内径8mm・10mm・12mmのようにサイズ展開がある商品は、サイズごとに実寸を登録します。お客様が商品ページでサイズを切り替えると、耳の上の大きさもそれに追従します。
これが一番効くのは、フープの内径選びです。「10mmと12mmどっちが自分に合うか」は写真では判断できませんが、試着で切り替えれば一目で分かります。自店では、サイズ展開のある商品ほど試着を使ってから買ってもらいたい商品です。
画像は色ごとに1枚で、サイズごとには要りません。同じ画像を実寸だけ変えて描きます。

ずれているときの症状
| 症状 | 原因 |
|---|---|
| 小さなスタッドが耳たぶより大きく出る | 実寸が既定の21mmのまま |
| 商品が全体的に小さい | 画像に余白が多い |
| フープが細く見える | 高さに線の太さを足していない |
| サイズを変えても大きさが変わらない | サイズ別の実寸が空欄 |
確認は簡単で、自分の耳で試着して、手元の実物と見比べるだけです。合わなければ数値を直して再読込。
まとめ
- 透過PNGには大きさの情報がない。実寸(mm)の登録で決まる
- 登録するのは高さ1つ。フープは内径+線径×2
- 既定の21mmのまま放置しない
- サイズ展開はサイズごとに登録。画像は色ごとに1枚でよい
- 自分の耳で実物と見比べて確認する
試着で「大きさ」に正しく答えられると、サイズの問い合わせが減り、サイズ理由の返品が減ります。画像の綺麗さより先に、ここを合わせてください。

